金沢大学附属病院
集中治療部長兼臨床教授
谷口 巧

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集中治療とは、心不全、心筋梗塞といった状態の循環管理や呼吸不全、肺炎といった呼吸管理さらに敗血症や腎不全、肝不全など主要な臓器の障害に陥った場合、頭のてっぺんからつま先までを細かく、ありとあらゆる機器を用いて集中的に治療することを言い、行われている場所を集中治療室(Intensive Care Unit: ICU)と言います。

集中治療室には24時間365日常に対応できる医師とベッド2床あたり1名の看護師が常勤し、重篤な患者を一般病棟へ転棟できるまで元気にすることが目標です。金沢大学附属病院集中治療部は、現在病床数22床、専属医師数12名、専属看護師数74名で運営しています。専属医師の専門は、救急、麻酔、循環器内科、消化器内科、腎臓内科、心臓血管外科、脳神経外科、小児科と多種多様であり、ありとあらゆる重篤な患者に対応しています。どんな患者にも対応しますし、他院からの重症患者も引き受けていますので、ある意味で「医療の最後の砦」だと自負しております。

集中治療医学は日々進歩を遂げており、我々が臨床、研究の成果として得た最新の治療、知識をいち早く臨床の場へ還元していきたいと考えています。

金沢大学附属病院 集中治療部長 谷口 巧